2011年ヨーロッパ紀行 vol.20 |
6月12日(日)
今日で3泊目となったマドリッドも最終日となりました。
今日は毎週日曜に行われているラストロの蚤の市に行くのが目的でした。
ラストロの蚤の市は15世紀から続くという歴史ある蚤の市で、カスコロ広場から延びる坂道を中心に露店がぎっしりと並び多くの人で賑わうとで楽しみでした。
日曜日はヨーロッパでは殆どお店が休みになるのですが、この骨董市の為に日曜日までマドリッドにいることを事前に決めていました。
パリなどヨーロッパ他国では蚤の市は朝早くから出店し、自分も早起きして7時位に行ったことがありましたが、ラストロの蚤の市は朝はゆったりで、10時位に出店が始まり12時頃がピークとなると聞いていてスペインらしいなと感じていました。
それもあり朝方までクラブで遊んでいました。
帰って寝て11時頃ホテルを出て地下鉄でラティーナ駅で降りて上がると駅前から多くの人で溢れていました。
人の流れがあったのでその方向かと進みましたが、警官がいたので聞くと
「スリがとても多いから気を付けた方がいい」
と真剣に忠告がありました(笑)
通りに出るとテントにお店がズラリと並び凄い人です。
通りは坂を下るように見えなくなるまでテントが並び人も進まない位の込みようでスリが多いのもわかります。
バルセロナでの経験を生かしてこの日は財布を持ち歩かずポケットにお金をそのまま入れて行っていました。
坂を下りましたが殆ど服類の出店でグラス類の骨董品の予感がしませんでした。
かなり距離を下ったのとまだ朝食も食べてなかったので、坂を下った大通りでバルに入りビールとパエリアを頼みました。
夜な夜なでホテルで朝食の時間に起きれるかも分からなかったのと、チェックアウトする時は朝食時間前に早い時間に出なければならないこと、また外で食事して少しでもいい刺激も受けたかったのとで、事前にホテルの朝食は全て無しにしていたのですが、入りたいお店に入るのでついついアルコールも朝食セットになってしまいます。
お店を出て大通りを少し歩くと骨董店があり、そこでまた自分の店の写真を見せて「こういったグラスを探してるのですがどこにありますか?」と聞くと
「今来た道を1本脇に入った道を上がると通りがあり曲がると幾つかある」
と教えて貰え、脇道を上がって行きました。
地面にシートを敷いて出店している骨董市らしい雰囲気がしてきました。
通りを曲がるとアンティークショップの看板が目に入りました。
数軒のアンティークショップを廻りいいグラスとの出逢いがあり、ある程度値引きして頂いてから、バルセロナ同様自分の店の写真を見せて自己紹介してから「店でここに並べて使いたい」と言うとどのお店でも皆更に値引きしてこの作戦を多用していました(笑)
アンティークショップをはしごする間路面でシートを敷いて出店している骨董品からもいい出逢いがあり、特にパスポート・ブレンデッドスコッチウィスキーの木製のダーツは大きいのと重さもかなりあったのですが、後を考えず即買いました。
今日でマドリッドも最終日、明日は電車でフランス入りしたら後はレンタカーで荷物を運べるからと気楽にいましたが、まさかスピード違反でレンタカー没取になってしまうとはこの時は思いもしませんでした…
アンテナを張りながら蚤の市やショップを廻り両手と背中に出逢ったものを持ちながら坂を上がりきりました。