2012年スコットランド紀行 vol.31 |
インヴァネスより北のルートは初めてとなるので景色を楽しみながら、ダルモア蒸留所やグレンモーレンジ蒸留所、バルブレア蒸留所へ向かう案内の看板が目に入り気持ちも高まるドライブとなりましたが長い道程となりました。
高速道路A9を降りて国道A949を海沿いに向かい、今日の宿泊先となるのは古城ホテルのドーノッホ・キャッスル・ホテルへようやく辿り着きました。
築500年の城を1947年にホテルとした古城ホテルはキャッスル・ストリート沿いにすぐ分かる程存在感を発しています。
チェックインしにフロントへ行くと暖炉に温かい火が灯っていました。
以前フランス・ロワール地方の古城廻りをした際はトゥールの町で1泊しかなかったので古城を廻るだけとなってしまい、古城ホテルに泊まってみたい思いはずっと募っていたので今回のスコットランドでの密かな楽しみでもありました。
ウイスキーの収集やセレクトにもこだわりを持ったホテルのバーには目を見張るボトルが並んでいました。
一度部屋に荷物をおいてホテル内を散策してみることにしました。
螺旋階段を上がり迷路のような通路を歩きながら、来た道が分からなくなるような複雑な城内で、町の名前が付いた部屋名にはヘルムズデールも見掛けました。
ヘルムズデールの部屋の中は豪華なソファーが幾つもあり、ゆったりとした素敵な空間でした。
バーに戻ると落ち着いた紳士達が食前酒を楽しまれていていました。
エールを1パイント飲みながら食事前のゆったりとした時間を楽しんでいると幾つかウイスキーをテイスティングさせてくれ、特にバルブレアのヴァリンチ(バンドボトリング)が美味しく!、次の日バルブレアへ行ってヴァリンチしようとの予定も決まりました。
バーではホスピタリティなるサービスを受けながら各種のウイスキーの試飲で胃が刺激されよりお腹が空き、楽しみにしていた古城ホテルでの夕食となり、バーから洞窟のような通路を抜けてダイニングルームへビールを持って向かいました。
石造りの洞窟のような通路の非日常的空間もよりディナーへの気持ちを入り込ませてくれてもいました。