書籍『バーという嗜み』著 伊藤学 (洋泉社) |
バーテンダーとしての著者伊藤さんが大泉学園「レモンハート」さんで勤務された当初初めてお伺いしたのが約20年位前でしょうか。
当時創って頂いた伊藤さんの十八番「ジンリッキー」の味わいは今でも印象に残っています。
現在在籍の会員制「ネプラスウルトラ六本木」伊藤さんとは、2010年からは毎週「The Grand Cocktail」の会で3年間スタンダードカクテルに向き合い手法と技術の追求を一緒にしてきました。
カクテルだけなく“アテ”作りでも伊藤さんからインスピレーションを受ける事も多くあります。
またDORASでも隅田川花火大会での特別営業の際にはお手伝いまでして頂いてお世話になっております。
今日は伊藤さんが筆された書籍で話題となっています新刊のご紹介です。
191ページ全7章構成にバーへ通う人生のスタイルを創る上での温かいメッセージが含まれ、また自分達カウンターに立つバーテンダーにも必要なルーツが示された素晴らしい書でした。
『バーという嗜み』 著者 伊藤学 (洋泉社)
【第1章】バーを自分の場所にするために
【第2章】バーを知る
【第3章】ウイスキーとバー
【第4章】カクテルとバー
【第5章】シガーとバー
【第6章】バーフードの楽しみ方
【第7章】わたしのバーテンダー物語
最後の“ぜひ、バーを「自分の居場所」にしてください”という伊藤さんの飾らない言葉を1つ1つ取り上げた内容が心に響きました。
また、伊藤さんからご連絡頂き店名は出てはいないのですが、“ヨーロッパ文化を伝えたいとオペラの流れるバー”(p57)と1フレーズDORASが登場出来て光栄でした。
バー入門なだけでなく全てのお客様に、またバーテンダーの皆様にも是非とも読んで頂きたい1冊と思います。