THE WHISKY HOOP(2016年9月〜2017年2月納品)開封ボトルのご紹介 |
(以下紹介はTHE WHISKY HOOPより)
Linkwood 1997 #4157 18Years Hogshead 54.7% アウトターン179本
フープ初登場となるケイデンヘッドからのご案内になります。
G&M創業より50年以上前の1842年創業のケイデンヘッドは、歴史に裏付けられた豊富な在庫とクオリティー、そして真っ当な価格で定評があります。
今回選ばせていただいたのは、ケイデンヘッドを代表する銘柄、「リンクウッド」です。
安定したクオリティーのリンクウッドですが、この樽はブラインドでもリンクウッドとすぐわかる程、蒸留所の特徴が出た抜群のクオリティー、マストの1本です。
青りんごや柑橘系のフルーツ、オレンジピールの中から、花の香り、バニラ、ハチミツ、そしてアプリコットや南国系のニュアンス。
鼻に抜けるミントやジンジャー、ボディはしっかりとしたモルト感。
リンクウッドらしい、爽やな花の香りと、甘い香りが溢れるモルトです。
Glen Garioch 1990 #2699 (Signatory) Hogshead 54.4% アウトターン215本
われらがシグナトリーより、オリジナルラベル第一弾、渾身の1本です。
ボトルも今までとは変更となり、皆様よりご要望の多かった通常のトール瓶にさせていただきました。
今後シグナトリーは、全てこのスタイルでリリースとなります。
当時の「グレンギリー」らしい、ピート・スパイス・フルーツのハーモニー。 シナモンスティック、りんご、洋ナシ、アプリコット、黄桃。加水するとこれらのフルーツが前面に出て来ます。若干のオイリーさもあり。
グレートビンテージと言われている最近話題のギリー1990、いずれにも劣らぬ素晴らしいボトルですが、敢えて特徴を言えば、エレガントな中にピリッとスパイスがきいて、ベースにはしっかりとしたピート、そこからのフルーツです。
Fettercairn 27年1988 #1998 Hogshead 53.4% Signatory アウトターン147本
東ハイランドの地味な銘酒、ホワイト&マッカイの原酒として名の知られる「フィッターケアン」からのリリースです。
貴重な80年代の長熟原酒を、シグナトリーならではのリーズナブルな価格でお届けいたします。
色はゴールド。 ミックスナッツ、バニラ、ハチミツ、ヌガー、ダージリンティー、パイナップル、ホワイトペッパー、シトラス、ヌガー。
フィッターケアンの特徴や個性ががしっかり出ている、フィッターケアンらしい爽やかなモルトです。
Glen Rothes 1997 #18717 1st Fill American Remade Hogshead 57.1% G&M アウトターン216本
スコットランドでも歴史が古く、そして今一番勢いがあるボトラー、G&Mからの1本です。
今回から、フープのロゴがわかりやすいエクスクルーシブラベルに変更しました。
ロゴも最大限の大きさにしてアピールさせていただいています(笑)
エルギンにあるGM本社にてサンプリングを行うのですが、これは香りを拾った瞬間に全員がOKを出したという素晴らしいロセスです。
色は綺麗なゴールド。 トップには甘いモルト感。 バニラ、白い花、グレープフルーツ、オレンジピール、リンゴ、少し時間を置くとパッションフルーツ。 樽由来のアーモンド、白胡椒、フィニッシュにはバニラアイスのような余韻が続く。
19年熟成による、素晴らしい熟成感を持つグレンロセス、これぞスペイサイドの王道という仕上がり、ご期待ください!
Balblair 1997 #1111 Bourbon Barrel 58.6% Official アウトターン 216本
2年前にG&Mでリリースをさせていただきましたが、今回は満を持してオフィシャルの「バルブレア」が登場です。
ハイランド、ドーノッホ湾の南、エダートンにある、映画「天使の分け前」で一躍有名になった蒸留所バルブレア。
有名になったとはいえ一般的な知名度はまだまだですし、佳酒が多いとは言われていますが、、酒質にもバラつきがあるように感じます。
しかし、過去から素晴らしいポテンシャルを持った蒸留所であることは間違いありません。
蒸留所のすぐ横を鉄道が通り、鉄オタの私としては実は外観が一番好きな蒸留所でもあります。
蒸留所のマネージャーも地元生まれ地元育ち。 私たちが蒸留所を訪問している間、我が子のようにバルブレアを語り、原酒を見つめる姿が印象的でした。
そんなウイスキーが美味しくないわけがありません!
インバーハウスの中では一番リリースが多いと思われるバルブレアのシングルカスク。
敢えて、ザ・ウイスキーフープにて挑戦・厳選して参りました。
カスクNoも、1111とゾロ目で、縁起が良さそうです(笑)
バルブレアでは、ストックの殆どがバーボンバレルであり、今回の樽も当然バーボンバレルです。
完璧なまでのバーボン熟成、バーボン樽の個性すべてを引き出したような、素晴らしいボトリングです。
バーボン由来のバニラ、カスタードクリーム、青りんご、バナナ、複雑なスパイス、松の実、バタークッキー、心地よい柑橘系のアロマ。
上品な中に力強さがあり、ボトリングのタイミングはベスト。58.6度ですが、チェイサー無しでも飲めるほどの仕上がりです。