懐かしのバーボン |
今は無き「バレッツ12年」久々の開封となりました。
アメリカ・ペンシルヴァニア州で蒸留されたストレート・バーボンでカリフォルニア州サンノゼ市のバレット社が一手に引き受けて瓶詰め発売していました。
ペンシルヴァニア州での蒸留の歴史は意外にも古く、18世紀初頭に東海岸に清教徒のあと、スコットランド人やアイルランド人が上陸し、清教徒を避けて奥地のペンシルヴァニア、ヴァージニアなどに住み、1770年頃から蒸留を始めたと言われ、ケンタッキーやテネシーよりも古い歴史を持っていました。
バレッツは12年は赤ラベル、20年が黒ラベル、21年が青ラベルとラベルの色で区分されていた懐かしのバーボンです。
開封のバレッツ12年は1990年流通品で今から20年前のものとなりますが、しっかりとした重厚な味わいで主張してきます。
10年前カリフォルニアのナパ・ヴァレーでカリフォルニアワインの父とも称されるロバート・モンダヴィなどのワイナリー廻りをした際買ったドミニカ・シガー「ロバート・モンダヴィ・Jr. NAPA」と合わせてみたく思います。
前半は旅の始まりの高揚した気分をそのまま思いっきり愉しめて、買い物や街歩きの様子が手に取るようでした。
残念ながら旅の終わりには今まで経験した事の無いような、まるで映画の一場面を観たような感じがありありと伝ってきて、また次回の旅への期待感が高まりました!
「BARRETT'S12年」は、以前お勧めで頂いた時に美味しかったので、無くならないうちに伺う事が出来たら、最高ですが…