注目のイタリア白ワイン |
ここ最近はワインのご紹介をしていませんでしたが、個人的にワインは大好きなのもあり営業でもよく出ています。
伝統的なワインから自然派ワインまで幅広くラインナップを組んでいますが、個人的にメジャー品種を使ったコテコテなワインにBARでお出しする面白みを感じなくなったり、また飲めなくなってしまったりもし…!?
BARでならではのワインを考えながらも、最近は今まで手をあまり出さなかったイタリアワインに注目し面白みを感じ、より1歩深い世界に入り込み始めました。
今日はそんなワインからまずイタリアの白ワインを幾つかご紹介致します。
・マラミエーノ アルターレ トレッビアーノ ダブルッツォ 2007
イタリア・アブルッツォ州のペスカーラ近郊に拠点を置くイタリアでも屈指のワイナリー「マラミエーノ」からの2007年ヴィンテージの収穫情報から「この千年で最高のヴィンテージ」と興奮の超優良年から、厳選されたトレッビアーノ種のみを使用し、新バリックで醗酵・熟成を行ったとても厚みのあるフルボディで、ハチミツトーストやオレンジ、スパイスのアロマに果実の凝縮度も高くグラス1杯で満足感を味わえるワインです。
ん〜シャルドネ危うしと感じてしまうトレッビアーノ♪
・ マラミエーノ ペコリーノ 2009
同じくマラミエーノ社からで品種はペコリーノ100%。
こちらはステンレスタンク内及び瓶熟併せて4ヶ月間を経た酒質はマンゴーやパイナップルのトロピカルフルーツの香りにグレープフルーツやハーブの口当たり柔らかい味わいにメロンの皮に似たほろ苦さが味わいにアクセントを与えミネラルのグリップ感が心地よく感じられ注目度の高いワインです。
・エリオ・オッテン プティ・アルヴィーヌ 2008
スイス国境付近のイタリアで1番小さい州のヴァレ・ダオスタ州で家族経営の小さな新進ワイナリーのエリオ・オッテンからイタリアでは1%しか栽培のないスイス品種プティ・アルヴィーヌ100%を使い、降水量が少なく畑が風の通り道となり乾燥した風が畑を衛生に保つ為、科学肥料の必要性がほとんどなく自然な葡萄栽培が可能となり、またヴァレ・ダオスタ州では場所によっては葡萄の完熟を得ることが厳しいですが、オッテンの畑は全て日当たりに恵まれているのと昼夜の寒暖差が激しく葡萄がゆっくりと成熟を迎え美しい酸と薫り高い葡萄が産まれます。
複雑さと個性的で岩清水のような硬質なミネラル感とふくよかな果実味との調和の希少なプティ・アルヴィーヌ種をお楽しみいただけたらと思います。
・マゾ・ベルガミーニ トラミネール・アロマティコ 2009
トレンティーノ・アルト・アディジェ州でトレントの北に畑を所有しトレンティーノでは珍しい玄武岩を多く含む火山性土壌のエリアにあり、素晴らしいテロワールの個性をより強く表現する為にビオロジックを行い認定を受け始めているマゾ・ベルガミーニからトラミネール・アロマティコ(ゲヴェルツトラミネール)100% のワインでライチのアロマにふくよかで柔らかで華やかな味わいの余韻が続きます。
また今回は空いてしまいましたがファランギーナ種も果実や草花の香りと洋梨やハチミツの甘やかでまろやかな味わいは余韻も長く高いポテンシャルを感じました。
個人的にイタリア料理を食べる時しか合わせなかったイタリアワインでしたが、1歩踏み込んでみると唸ってしまった世界が待っていました。
尚、白ワインはイタリアだけでなくフランス全般、スペインも含めおすすめしています。
個人的には「ペコリーノ」という名前が可愛らしくて気に入りましたが、ほろ苦さが得意ではないので、「マラミエーノ アルターレ トレッビアーノ ダブルッツォ 2007」を飲んでみたいです。何と言っても「ハチミツトーストやオレンジ、スパイスのアロマに果実の凝縮度も高い」ワイン!良い夢が見られそうです。
そしてビオファンとしては「マゾ・ベルガミーニ トラミネール・アロマティコ 2009」が気になります。