2011年 06月 26日
各々への思い入れ |
今回スペイン、フランスへスーツケース満載に持って行ったエアーパッキンで酒販店時代に習得した“鬼の梱包”から手荷物で割れずに持ち帰った出逢いの宝物が無事バックバーに顔見せしました。
昨年ロンドンのポートベローで出逢ったヴィクトリア朝のハウスオリジナルブレンドを入れていたデキャンターが割れてしまって、今回骨董市でアンテナを張っていて出逢ったデキャンターもカウンターに並びました。
ボディがガラスのシェーカーも同じくバルセロナの骨董市での出逢いでした。
店舗の大きさからしてまだ全ては顔見せ出来ないのですが、よく
「どのグラスが一番好きですか?」
と質問頂くのですが、グラスに出逢った時に
「あのカクテル創ってみたいな」
「あのお酒を注いでみたいな」
とかの瞬間にインスピレーションが伝わってくるグラスだけ欲しいなと思うので、もし子供がいたら「どの子が一番好きですか?」と聞かれているような感覚なのではとしか言えません。
その為今並んでいるバックバーのグラスから入れ換えるのに中々出来なかったり、並ぶグラスへの愛情は各々のストーリーがあってバックバーに並んでいるので、色々な思いで入れ換えをしていました。
「あのグラスで何か飲んでみたいのですが」
とよくお声を頂くこともあります。
グラスに出逢いインスピレーションが伝わってきたカクテルやお酒をそのお客様のイメージと合わせていると、その中から違うストーリーが生まれたりというのも新たな発見で面白かったりと…
注がれるグラスには様々な思いを注ぎ込んでいます。
今日はどんなストーリーが生まれるのでしょうか…
by doras.nakamori
| 2011-06-26 17:49
| Glass
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