2011年ヨーロッパ紀行 vol.27 |
6月14日(火)
昨日のマドリッドからビアリッツまでの長い移動とビアリッツの町を周遊したのもありぐっすりと寝て朝8時に起きました。
昨日のワインバーで話をしたローカル・サーファーが
「明日午前中は10時半が波がいい」
と言っていた言葉から昨日閉まっていた海の近くのサーフショップが10時半オープンになっていたので向かおうとしましたが、ホテルの近くにサーフショップがあったのでもっと早く開いているのでは?と思いそっちへ行ってみようと気が変わりました。
今回の旅でスーツを2着スーツケースに入れてきました。
1つはオペラなど観に行く時の為のスーツ、もう1つはサーフィンする為のウェットスーツでした。
ウエットスーツの腕には震災義援金でCHPさんにて購入した
「Pray For Japan」
の喪章を付けて、3月11日に東北で起こった大地震から日本のために祈る思いを・・・
ホテルでスプリングのウェットスーツを着て喪章を腕に付けサーフショップに向かうと、もうサーフショップはオープンしていてサーフボードを借りることにしました。
お店の男性は最近波が大きいから6’7のサイズがおすすめだと出してくれましたが、色々見させて貰いいつもより少し長めのにしようと6’3に決めました。
潮の満ち引きで波が立つ時間帯と立たない時間帯があるので、お店の方も僕に潮見表を見せてハイタイド(満潮)とロータイド(干潮)の時間を説明してくれました。
サーフボードは2日間借りることにし、借りるのにパスポートを預けました。
サーフショップを板を抱えて出てそのまま海まで歩いていこうと思いましたが、車で行って事前に聞いていたグラン・プラージュのカジノの駐車場に停めようと車で行くことにし、助手席を倒しサーフボードを斜めにし小型フォードにギリギリ入れ込みました。
昨日町を徘徊したのでなんとなく大体の地図は頭に入っていたので車で海に向かいましたが、ビアリッツは一方通行が多くて左に行けば着くのに行けなく戻り、またグルっと回り向かうもまた一通と繰り返し…
中々カジノに辿り着くのに手こずりましたが何とかカジノに着き駐車場に車を停めることが出来ました。
駐車場でサーフボードに持ってきたワックスを塗り海に予定通り10時半に向かいました。
波のサイズは昨日より落ち着き、セットで頭たまにそれ以上と日本では大きな日となるよう充分過ぎる大きさでしたが、板を6’7でなくて6’3にしておいて良かったと思いました。
海に入り沖に向かいながら波をドルフィンして潜ると波のパワーもかなりあります。
ヨーロッパ中からサーファーが集まるビアリッツで僕一人アジア人が混じっていました。
結構ピリピリした雰囲気があり前乗りでずっと言い合いをしていたりしているのを見て、フランス人はやっぱり細かいのかなと思いながらも気にせず波乗りを楽しみました。
波はパワーがありテイクオフして横に滑ると波のパワーでグングン加速してups&downsで宮殿目掛けて運んでくれるようなロマンティックなサーフィンです。
こんないい波質だからローカル・サーファーは皆とても上手いのがわかります。
13時近くに海から上がり一度車に板を入れに行き、ウェットのまま近くで昼食を食べようとテイクアウトのお店でバスクサンドというパンの割った下にバイヨンヌの生ハムを少し厚く切ったのが並んだ上にフリットが山盛りに乗ったサンドを買い、海沿いにで座り食べました。
海上がりに塩気がより引き立って感じます。
映画「エンドレスサマー2」のビアリッツでのシーンでヌーデストビーチのビアリッツは裸で浜辺で寝ている女性が多く、“目に入っても二度見は厳禁”とありましたがほんとに解放感あるビーチでした(笑)
記念に写真を1枚撮って貰う頃には潮見通り波も小さくなり、ビーチを後にカジノからウェットのまま車でホテルに戻りシャワーを浴びました。
そして夜7時過ぎにまた波が良くなるので夜もう1ラウンド行こうと思い、ウエットを干してそれまでの空いた時間に車で出掛けてみようと決めました。