2011年ヨーロッパ紀行 vol.30 |
6月15日(水)
前日の2roundのサーフィンで熟睡し朝8時の目覚ましで起きてシャワーを浴びてようやく目覚めました。
そのままサーフボードとウェットスーツを持ちホテルを出て車に積み込みサン・セバスチャンへ向かうことにしました。
フランスとの国境から数十キロ下ったバスク地方のサン・セバスチャンは“ビスケー湾の真珠”と呼ばれる美しい町で、中世にはサンティアゴ巡礼の中継地として、また海洋貿易で栄えた地でもありました。
スペイン独立戦争中の1813年にナポレオン軍と英国軍の攻防戦により町の大半は炎に包まれてしまいましたが再建され、19世紀にハプスブルク家の王妃マリア・クリスティーナが保養地として以来、高級避暑地としても知られるようになった地でもあります。
今回の旅でプライベートを挟みフランスでサーフィンをすることを決めていた中でスペインでもサーフィンしてみたいという思いも強くありました。
昨日オートルートに乗ったので入口までスムーズに進み、あっという間にフランスとスペインの国境に着き、警官にパスポートを見せて何事もなくスペイン入国となりました。
そのままオートルートを進みサン・セバスチャンの出口で降りて道なりに進みました。
市街への標識を探しながら適当に走ると人通りの多い町に入り大通りを進みましたが、そのまま中心から外れそうに思い路地に入り大通りに戻り、町の中央通りの地下駐車場に車を停めることにしました。
駐車場に車を停めて地上に上がると重厚な建築物にまず目が止まりました。
駐車場からすぐの所に市場があり覗いてみることにしました。
新鮮な野菜や鮮魚などを見ているとサン・セバスチャンが美食家の町と言われることからも食事を期待してしまいます。
サン・セバスチャンは扇状に広がるコンチャ湾とその両端に聳え立つ2つの丘のモンテ・ウルグルとモンテ・イゲルドがあり、モンテ・ウルグル側からウルメア川が流れています。
事前に調べてあったことからコンチャ湾外のモンテ・ウルグル側からウルメア川を越えた海岸のプラヤ・デ・グロスでサーフィン出来るのを知っていたので市場からウルメア川沿いに出て橋を渡りサーフショップを探し入り聞いてみることにしました。
今日は波が小さいとのことですがサーフィンは出来るとのことでサーフショップからプラヤ・デ・グロスの海岸まで行き波を確認して駐車場に戻り着替えに戻りましたが、サン・セバスチャンに着いてから朝食を食べようと思っていたので市場近くに戻り、近くのバルを覗くとどこのバルも美味しそうなピンチョスがカウンターに並んで人で賑わっていて、数軒見て廻って良さそうなバルを決めました。