2011年 08月 24日
2011年ヨーロッパ紀行 vol.31 |
入ったバルはお店の方とお客様の年齢層が高く、観光店でない地元感が溢れていたので決めました。
スペイン9割、フランス1割と両国に文化圏がまたがるバスク地方ですが、スペイン側のバスク地方はスペインの中でもグルメな土地として知られ、昨年スペインでミシュランの3つ星を獲得した7軒のうち3軒がサン・セバスチャンと近郊にあり美食家の町と呼ばれています。
またバスク地方は海に面している為魚介類も豊富で、人気のピンチョスは様々な具を串で刺したり薄く切ったパンの上に盛り合わせりバスク風のタパスはバルの定番となります。
サン・セバスチャンのバルでは、カウンターの上にピンチョスが幾つもの大皿に乗せられていて、食べたいものだけ取って食べれます。
一つ一つとても凝っていて細かく盛り付けしてあったりと、繊細なタパスで見ていてとても楽しくなりました。
食べたい分をお皿に取り食べましたが美味しくておかわりしていました。
素敵なバル文化で近くても国境を越えると文化も違く食事を楽しんで満足してバルを出ました。
バルから駐車場に戻る途中にあったサーフショップで、昨日の昼と白夜のサーフィンで焼けてヒリヒリした肌から日焼け止めを買いに寄り買いましたが、レジにいた男性が僕が着ていた日本で生まれたEVISUのTシャツを見て
「エビスのTシャツはとても好きで知っているよ。日本にも行ったことがあって東京、大阪、熊本に行って日本は大好きな国でまた行きたい!」
と話になりました。
またEVISUはアンディ・サワーや石川兄貴がスパッツにブランドのマークを入れたりと僕もお世話になるシュートボクシングを応援して下さるブランドで、日本のブランドからスペインで話が弾むことになりました。
彼はシモンといい、これからサーフィンするから海から上がってまた寄ると伝え、3時までは店にいることを聞き駐車場に戻りスプリングに着替えてサーフボードだけ抱えて駐車場から地上に上がりました。
ウェット姿で板を持ちヨーロッパ建築の町並みを歩き海へ向かうのに自分でもちょっと笑ってしまいましたが、回りの目も普通だったので良かったです(笑)
浜辺には海水浴で賑わって肝心の波は腰位で小さくロングボーダーも多くゆったりした雰囲気でしたが、風も無く波の面も綺麗で10時半から2時間サーフィンを楽しみました。
ビアリッツとサン・セバスチャンと国は違い同じバスクでも違いを感じましたが海の中は一緒です。
海から上がりビアリッツにもあったよう浜辺にあるシャワーを浴びて駐車場まで戻る途中、さっきのサーフショップに寄ってシモンにウェットの腕に着けていた“Pray For Japan”の喪章をあげようと思っていたので寄りました。
腕から外し渡すとシモンは震災の映像をインターネットで見ていて、次に日本へ行けるまでこれをして毎日海に入り日本を祈ると言い握手をして、着替えてもう一度来ることを伝え駐車場へ戻り着替えました。
お店に戻るとレジでお会計をしていたシモンはTシャツの上からもう喪章をはめていました。
お店にいたお客様にお願いし、記念にシモンと写真を撮って貰い、シモンは
「日本へまた行ける時は必ず連絡するから」
とメールアドレスや携帯電話の番号を交換し、シモンからプレゼントまで頂いてしまい別れました。
旅でのいい出会いとなりました。
折角サン・セバスチャンまで来たので町を散策してみようとサーフショップから旧市街を歩き始めました。
by doras.nakamori
| 2011-08-24 05:59
| ヨーロッパ旅
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