2011年ヨーロッパ紀行 vol.38 |
6月17日(金)
朝7時に目の前の教会のに大きな鐘の音で目が覚めました。
目覚ましいらないなと思いながら大きくても柔らかい綺麗な音色を目を閉じたまま暫く聴いていました。
ベッドから出て窓を開けると気持ちいい澄んだ空気が入り、今日からまた気持ちを仕切り直して行こうと今回楽しみにしていたコニャック地方に今日明日と触れられることが楽しみでした。
8時に朝食を用意していただいてたので下に下りました。
テーブルにもう朝食が用意されていてバケットがとても美味しくて1本食べてしまいました。
1度部屋に帰り出る準備をして8時半に約束していたフラパンのオリビエ・ポルトさんとフレデリック・ベーレンスさんがホテルに迎えに来て下さいました。
オリビエさんから
「コーヒーでもまず飲もう」
とホテルのテラスでご馳走になりながら、
「昨日のスピード違反の書類を見せて」
と書類を見ながら本物の警察だけどここまでの例は聞いたことがないと2人で書類を見ながらびっくりされていました。
コーヒーをゆっくりと飲んだ後2人に付いてフラパンに案内して頂きました。
中で紹介して頂いた畑を担当しているパトリースさんに
「まず畑を見に行きましょう」
と車に乗せて頂き畑に向かいました。
フラパンから3キロ弱進むと
「ここは全部うちの畑です
」と辺り一面ブドウ畑になりました。
車を降りてコニャック地方でも最高級認定地区のグランド・シャンパーニュの11000ヘクタールの畑のうち320ヘクタールという地区最大の畑を持つフラパンの畑に踏み込みました。
グランド・シャンパーニュ地区の特長である石灰質の土壌を歩きながら育つブドウを間近に見て触れてきました。
パトリースさんはブドウの葉を拡大しながらチェックし、育つユニ・ブランを見ながら100%グランド・シャンパーニュの自家畑から出来上がる自信の高品質ブドウを僕に伝導して下さいました。
土壌の石灰石を頂きたいと伝えると
「いくらでも
」と手持ちの袋に入れさせて貰いました。
車に戻ると
「次は蒸留の設備を案内します」
とのことで蒸留所に案内して頂くことになり畑道を進みました。