2011年ヨーロッパ紀行 vol.50 |
ギィ・ピナール家の畑に触れさせて頂き、無農薬で葡萄を大事に育てる愛情と情熱、こだわりを体感し、次に製造行程を見学させて頂きました。
蒸留機は横並びが殆どですが、ギィ・ピナール家では蒸留室の角に沿い90度に曲がっていてとても趣を感じました。
熟成庫ではローランさんに貴重なフォル・ブランシュを樽から出して頂きテイスティングしながら畑を思い出しました。
熟成庫からも大量生産でなく、一樽一樽を大事に目をかけて育てるスタイルが見え、帰国してからギィ・ピナール家のコニャックを注ぐ一杯一杯に気持ちがより籠るようになりました。
見学後にテイスティングさせていただいたコニャックは、手間暇惜しまず造られた味わいがより染み渡りました。
希少本数で日本には輸出も出来ないフォル・ブランシュも買わせて頂き、DORASのブランデー・ファンのお客様が喜ぶ姿をローランさんに見せてあげたい思いです。
帰国した6月後半に発売となりました「ハイボール&おつまみ事典」に掲載して頂きました“ギィ・ピナールVS 3年のコニャック・ハイボール”はDORASに欠かせない定番の一杯「フレンチ・ハイボール」となり、発売の本をギィ・ピナール家にローランさん宛にお送りし喜んで頂け、僕もファミリーに接したことから、これからも浅草でギィ・ピナール家の素晴らしさを伝道して行きたいと思います。
テイスティングを終えてマダムから
「家に来て一緒にランチをしましょう」
と暖かいお言葉を頂けることになりました。