殿堂入りミキシンググラス |
2005年4月の開店当初から使ってきたミキシンググラスでしたが、営業中氷を組んで水を使い氷を細工していざ調合する前の段階でミキシンググラスの下部から突然水が吹き出してきました。
最初何でだか把握出来ずにいましたが、よく見るとミキシンググラスの下部に丸い穴が開いていていました。
何処かにぶつける場所でもないのとぶつけた記憶もない不思議現象から、お世話になってます「創吉」関場社長に見てもらうと、笑いながら
「あ〜これは寿命です(笑)よく使い込みましたね」
とカクテルを創ってきた中でガラスの寿命が来たとのことでした。
中々厚いミキシンググラスなだけに穴が開くことなど想像も出来ずにいましたが、ミキシンググラスに氷を組む時点がカクテルの仕上がりに大きな影響を与え一番神経を使うこともあり、ミキシンググラスには同じような氷の大きさと個数、組み方による氷の軌道からガラスの内部に影響を与えていました。
マティーニやマンハッタン、ロブロイ、パリジャン、スティンガー、バンブー、アドニス、ツァリーヌ・・・
開店から何回ステアしてきたミキシンググラスだったでしょうか?
集中して一杯一杯気持ちを込めてミキシンググラスと会話をしながらカクテルを創ってきました。
自分を表現してくれ、またその気持ちに応えてくれたこのミキシンググラスへの感謝の気持ちから殿堂入りしたいと思います。
今までありがとう!お疲れ様でした。