2012年スコットランド紀行 vol.16 |
深夜3時まで飲んでいた為朝9時に起きると少しお酒が残っていました。
毎日買っては増えてきたお酒を行きのスーツケースから満載に持っていったエアーパッキンやテープ、ウイスキーを入れる筒、段ボールを出して一度纏め始めました。
例年の国際宅急便でなく、今回は各々の郵便局からお酒を送る為きっちりとした“鬼の梱包”が必要となり気を遣います。
梱包した段ボールを車に積み込み、10時に宿を出てまずカリラへ向かいました。
カリラのフェスティバル・ボトルは1人1日1本の決まりがあるので、これで2本目となります。
カリラを出てブナハーブンに向かうのにくねくねとした細い一本道をひたすら進むのに、11年前の1人旅でまだかまだかと不安になる位の距離があったので、くねくねした農道を思い出しながら段々と二日酔いが増してきながらブナハーブンに着きました。
先ずショップでフェスティバル・ボトルを購入し、蒸留所は以前見学をしていたのでポットスティルを見てから目の前のアイラ海峡海岸沿いに向かいました。
ポットスティルの香りからも今日は流石にウイスキーがきつく感じます(苦)
海岸沿いから蒸留所を見ると海辺がとても綺麗で、以前訪れた時はどんよりと曇っていたので、また別の顔を見ることが出来ました。
暫く海沿いの気持ちのいい風に当たって座ったり海岸沿いを歩いていると、二日酔いもいつの間にか海に流れていくような時間となりました。
ブナハーブンから戻りながら途中アイラ・ウーレン・ミルへ寄りました。
1883年創業のアイラ唯一のミルで、織り布やツィード生地、ジャケットやキルトなど店内には所狭しと商品が陳列されていて見ていて飽きません。
家族経営にてヴィクトリア時代からの織機を現在でも使用している工場も見学させて頂き、ブレイブハート等映画に衣装としても使われてきた伝統も感じる事が出来ました。
優しいご主人のゆったりと話す説明からもアイラのゆったりとした空気を感じます。
説明を受けると気持ちもより盛り上がり、織り布やセーター、帽子、カバン、ネクタイを購入することとなりました。
カバンと帽子の緑色の布地はラガブーリンのタータン柄とのことで一目惚れして購入しました。
今年もお酒やグラス、装飾品等、店に関係する物ばかり購入する旅となってしまうので、ようやく今回自分へのいい買い物が出来ました。