2012年スコットランド紀行 vol.18 |
朝起きてから6泊のアイラ泊もあと2日となった為、昨日と同じように先ず本土へ移動する前に郵便局へ梱包したウイスキーを出来るだけ出しておく必要がありました。
梱包した段ボールを車に積み込み10時に3日連続となるカリラ蒸留所へ向かい、1人1日1本買える今年のフェスティバル・ボトルを購入出来、地道に3日訪れこれで3本となりました。
カリラ蒸留所から近いポート・アスケイグに下り港を見ると、昨日までの晴天とは打って変わってどんよりとした雲が掛かり、「アイラもあと2日か…」と沸き上がってきたしみじみとした気持ちをより増す感じの天候となっています。
ポート・アスケイグ・ホテルにあるオールド・ポート・バーに入り、
愛着の増したアイラ泊からより色々なことを感じたく、パブの到る所を見たりしながら少しでも刺激を受けれるようにアンテナを張っている自分がいました。
ポート・アスケイグからボウモア蒸留所でのお祭りを楽しみ、ボウモアからポート・エレンの郵便局へ昨日と同じように時間をかけて手続きを行い、ウイスキーを日本へ送りました。
ポート・エレンの町からボウモアの町方面に戻る手前を左に曲がり、車の進入が出来ない所で車を停めて草原を歩きながら、草原を越えた先に見えるという絶景を楽しみに歩きました。
大草原を歩くのも羊の糞がとても多く、歩くのに注意が必要でしたが、歩いた先にある綺麗な浜辺が待っていると思うと糞を跨ぎながらも足早になっていました。
ようやく海辺へ着くと、天気がどんよりとしていたので昨日までの晴天であれば白浜から海はとても綺麗に見えていたと思いますが、海を見て右側がボウモア方面
左側がポート・エレン方面となります。
初めてこのビッグ・スタンドの海辺を見て、蒸留所廻りだけでなく島そのものから土地を感じる重要さを改めて感じ取る事が出来ました。
夜はブルイックラディ蒸留所隣に滞在のトレーラー・ハウスからより下り、ポート・シャーロットの町を越え、アイラ島西南端果てにあるポートナヘイヴンまで向かいました。
一般道路なのかな?と思うような舗装されてない細い道を進むと、ようやく入江にある小さな村に着きました。
海辺に車を停めて湾を見渡していると水面が動く気配があり、よく見ると名物のアザラシが見えました。
不気味な感じの天候となり肌寒さを感じていましたが、小さな湾からの景色に佇んでいました。
海面に逆さに写る建物の美しいシンメトリーにも、ボウモアの町から車でも約1時間かかるポートナヘイヴンの西南端の村から、また1つアイラの表情を見る事が出来ました。
明日はジュラ島へジュラ蒸留所のお祭りへ参加で渡る為、ゆったりとアイラ島の自然に接していられるのも、西南端の果ての地ポートナヘイヴンが最後となりました。