ベトナムで魅せた大和魂 |
昨日は浅草のベトナム料理店「オーセンティック」さんで思い出の酒に出逢いました。
昨年9月に遅めの夏季休暇で初めてベトナムへ行ってきました。
映画「地獄の黙示録」を再現したく、ベトナムでのサーフィンが目的でしたが、行き先のダナンは米軍基地があるのと旧フランス領から酒屋に眠っているブランデーに出逢えるのでは?との職業柄の癖で期待も持って、町ではアンテナを張っていましたが…
何も収穫の無い結果でありました。
帰りの空港で折角だからとベトナム酒を買って帰ってきたのが写真の2本ともう1本併せ3本のスピリッツでした。
液体物の為免税店ではビニールに密封された袋に3本の酒が入り、手荷物検査でも問題無いと思ってましたが、空港手荷物係員にまさかのダメだと言われびっくりしました。
密封してある袋に入った免税品であるので何も問題はないのですが、5〜6人の係員に没取と言われ、しかも密封してあった袋がいつの間にか開けられていていました。
そのうちの誰かが袋を開け、手荷物検査を通させないようにしていた為でした。
帰国してから聞いた話では手荷物検査で通させなかった品々を係員で後から分け合うことをしているようです。
後日談では係員のベトナム人に米ドル札を握らせると返してくれると聞きましたが…
その場面では免税品を通させず、このごみ箱に捨てろという係員に500mlのベトナム米焼酎(アルコール度数32%)のスクリューを開けて、1人1人に
「飲むか?!」
と聞き、首を振るベトナム係員が見る中で一気飲みしてやりました!
根性でボトルを飲みきり、ごみ箱にボトルをポンと捨てました。
5〜6人の係員が硬直しているので、袋を開けられて没取されそうになったあと2本の陶器瓶酒を取り返し、そのまま進んで飛行機に乗り込みました。
呆気にとられたベトナム人に大和魂を見せつけてやったのですが、それからすぐ離陸した飛行機では気圧で酔いとの戦いとなったダナンからハノイ間でした。。
持ち帰った2本の酒のうちの1本はダナン情報を教えてくれたオーセンティックさんへのお土産とし、今でもカウンターに置いてありました。
一気飲みした米焼酎(こちらは600mlアルコール度数45%)を一気でなく初めてゆっくり味わって飲む事が出来ました。
今でもよく飲みきったなと思います(笑)
また、その時のベトナム人の驚いた顔は忘れられません。
ベトナムでの思い出の酒でありました。