2013年ポルトガル・フランス旅 後記 vol.10 |
一人客は自分だけでしたが、狭い席間の隣の席のカップルから、また目の前の大テーブルの団体からもポルトガルが耳に入り、地元の人が来るお店だと分かりホッとしました。
スーパー・ボックの生ビールを飲みながらメニューとポルトガル語帳を見合わせながらメニューを選ぶことにしました。

ポルトガルに来てからまだ大好きなタコを食べてないことに気づきました。
スペインでもよくタコを食べたことも思い出しタコのサラダを先ず頼み、白ワインをボトルで頂くことに。

ポルトガルではマデイラワインにも使われるベルデホ種とソーヴィニヨン・ブランを掛け合わせたポルトガルワインはとても美味しく、タコのサラダにもバッチリ合いました。

ポルトガルは1皿の量が多く1人だと1皿となってしまう事が多いと聞いてましたが、やっぱり2皿は食べたいと思います。
朝のサーフィンで風邪も大西洋に流しきったからかワインもスルスルと進み、漸くいつもの調子に戻ってきました。
2皿目は「フランゴ・アサード」、鶏焼きです。

一羽丸々…びっくりする量で赤ワインは濃いドウロ産をグラスで頂きました。
きつめの塩気も好きですが、確実に塩分過多で次の日顔がパンパンでした(笑)
完食してお腹も一杯で昨日のエリセイラ同様腹ごなしに裏路地を散策することにしました。

バイロ・アルト地区の裏路地には警察官やパトカーが多く、歩いていると

「コカイン?」
と何度も声を掛けられ、悪い雰囲気が漂っていました。
そんな街の裏の顔も見れるのも楽しく、大音量でブラックミュージックが流れるバーというかクラブにフラッと入りました。

並々注いでくれたホワイトポートを1杯飲みながら、木曜深夜に人が多いのを見て明日の夜は凄いんだろうなと感じていました。
だいぶお腹もこなれてきました。
それからトリンダーデ劇場近くまで戻り、深夜まで開いているビアレストランに入ると、修道院を改装したという高い天井のアーチと壁の装飾タイルのアズレージョが美しい空間でした。

手前のバーの方でサグレスの黒ビールを頼むことに。

レストランではデザートも食べれない位満腹だった為、苦味のある黒ビールに合わせチョコレートムースを頂きました。

長い1日でした。
最後にカウンターで濃いポルトガル流コーヒーのビッカを立ち飲みし、

お店を後にしホテルのあるロシオ広場に戻りました。
昼の広場とまた違う夜の広場の顔も好きです。

ギシギシときしむ古い階段を上がり、部屋に帰るとそのまま寝ていました。

