パンチェッタ・アロットラータ |
開店2年目から今年9年目に入った7月まで絶えずカウンターに置いて手切りでお出ししています「イタリア・サンダニエレ産プロシュート」を8月・9月後半までお休み致します。
今年の熱い夏で冷房の効いた店内と営業後はラップで密閉して冷蔵庫保存していますが、痛みが目立つことから猛暑が落ち着くまで停止することを決めました。
ただ、今まで生ハムを楽しみにして頂いた皆様に違った良さを展開していけたらと「パンチェッタ・アロットラータ」を導入しました。
3キロある塊で、パンチェッタは生ハムと同じく豚肉でサンダニエレ産プロシュートと同じくLEVONI産を扱います。
豚バラ肉を塩漬けし軽く燻製してあり、良質な柔らかい脂身が口の中で溶けていってしまいます。
自分自身脂身が特に苦手でなのですが、旨味を逆に感じてしまう良質なパンチェッタです。
何故パンチェッタを導入しようと決めたかというと、溶けるように口に広がる脂身が口の中をコーティングし、その後に口に入れるウイスキーやカルヴァドス等のハードリカーやシガーを包み込み、よりその旨味をお互い引き出し合うことからでありました。
この部分で比べるとプロシュートよりも増幅装置として群を抜いています。
また秋以降はプロシュートを戻しますが、軽い燻製は秋冬にももってこいなので、一時的か平行して扱うかは秋以降決めたいと思います。
是非ともお試し頂けたらと思います。