PORTO MESSIAS COLHEITA 1963 |
6月の旅でポルトを訪れたのもあり、DORASでは常時8本のポートワインを展開出来るようになれたのもあり、こういった勉強の機会は貴重で楽しみでした。
中でも興味深かったのは味わいのスタイルで、ブランデー添加をいつするかにより甘口・辛口とそれぞれのスタイルを築いていることでした。
グラハム社はブランデー添加を早めることで甘口スタイルへ、
ダウズ社はブランデー添加を遅めることで辛口スタイルへ、
中間的なワレ社はエレガントスタイルへ、
各社の方向性を感じることが出来ました。
ただ、ブランデー添加の早い遅いは2日位の違いしかない中で味わいに差が出るのも勉強になりました。
また、ブランデー添加のホワイトスピリッツはスペインや他国のニュースピリッツを使うのが多いということについて、手をあげて個人的に質問させて頂きました。
挨拶と自己紹介位は旅前に覚えたポルトガル語で(笑)、生産者さんも笑顔で返してくれました〜
質問は、ポルトガルを旅した際に購入した各種のポルトガルブランデーから、ポートワインに添加するブランデーは間違いなくポルトガル産と思ってたことについてです。
添加用には個性のないフラットなスピリッツの方が味わいが活きてくるとのことで、全ての社でブランデー造りはしていないので他国から購入が多いのも参考書等には明確にされない話で面白かったです。
前置きが長くなりましたが、DORASで開封中でまだご紹介していなかったポートです。
「メッシアス コルヘイタ 1963」
1963という年はポートワインのスーパーヴィンテージとなる当たり年、しかも今年50年という節目から、今年50歳を迎えられたお客様にはとても喜んで頂いております。
また、年末へご自身のご褒美にも満足感ある1杯かと思います。
残り半分、先月の開封から味わいも開きました。
お楽しみ頂きたい1杯です。