Paul GIRAUD Cuvée Speciale 1975/2005 |
ポール・ジロー キュベ・スペシャルより、ジローさんが初めて現場でコニャック造りを体験した1975年ヴィンテージのシングルカスク限定品(日本正規代理店ジャパン・インポート・システムさん向け)で発売は2005年の30年熟成を開封してから育ててきました。
訪れた造り手、またDORAS開業ヴィンテージの2005年でもあり想いを込めて味わいを開かせてきました。
招き猫の手ぬぐいをプレゼントすると真似てくれましたチャーミングなジローさんです(笑)
裏ラベルに記載されていますジローさんの言葉となります。
『今年フランスで開催されたヴィネクスポの期間中、私と田中さん(J.I.S社長)はセラーに閉じこもって2005年のキュベ・スペシャルの為の樽を選んでました。
今回選ばれた1975年というのは、私が学校を卒業し父を手伝うため初めて畑に出た年でもあります。
まさに、書物で学んだコニャック造りを初めて実践に移した年でした。
1975年は天候に恵まれた良い年だったと記憶してます。
日が照って非常に暑い日が続いたかと思えば、ブドウを実らせる雨が充分に降り、畑を豊かに潤してくれました。
ブドウが病気にかかりそうになって心身ともに疲れ果ててしまいましたが、偉大な経験を持つ父に支えられ、初めてのコニャック造りを終えることができたのです。
この年の原酒は飲みやすく、香り高い仕上がりです』
コニャックを廻る中、ブートビル村のポール・ジロー家を訪ねた際、ジローさんに畑や蒸留器、湿度の違う4つのセラーを見せて貰いました。
2回蒸留して規定の70-72%のアルコール度数へする為、昔ながらの蒸留器で30分おきに度数をチェックし、蒸留時は泊まり込みで離れずコニャック造りに向かい合うジローさんです。
畑では剪定時に雑草を残して水はけを良くするブドウの栽培・収穫から上記の蒸留、
湧き水が流れ湿度100%を保つ貯蔵庫含め4つの貯蔵庫を樽移動だけで熟成、
ボトリングまで全てを手掛けるからこそ、1樽ごとに存在する深い思い入れが込められています。
ジローさんが初めて手掛けた2005年限定発売キュベ・スペシャル1975、是非ともお愉しみください。
アテにはDORAS名物の自家製シャルトリューズ風味の練り羊羹が綺麗なブドウ感を引っ張り出してくれます。