月1連休の使い方と10月の渡欧へ向け |
起きて昼にふらっと向かったのは今月22日迄と終わりの近くなった国立新美術館での「ルノアール展」。
浅草から銀座線、日比谷線と乗り継ぎ、六本木駅へと向かいながらフランス料理が無性に食べたくなりました。
時計を見るとランチ営業ギリギリでしたが「オー・シザーブル」さんがふと思いつき初めて伺いました。
2時ラストオーダー1時50分入店で扉を開けて無理だったらまたにしようと思いましたが、マダムの関根さんが「レストランはいつでも時間内はやっているものです」と温かく受け入れてくださいました。
30年以上の歴史の中で数々のシェフを輩出した名店で、マダムの関根さんはフランス料理業界三大マダムの1人と云われ、1つ1つに品のある言葉、雰囲気が漂っていました。
古き良きアールヌーボー様式の素敵な内装とマダムの雰囲気がフランスへトリップした様な錯覚へ…
扉を開けた際には多分1600円のサービスランチ位とマダムも思われてたと思いますが、最初に名刺を出して挨拶をさせて頂き、時間内で出来る範囲で頂けたらとお伝えし、ブルターニュ産ムール貝を先ずお願いしました。
「どの位お食べになりますか?」
「昨年ベルギーでもバケツの量で食べてましたので幾らでもいけます」
そんなやり取りをしながら、シャンパーニュをグラスで頂くとマダムから「ムール貝とシャンパーニュは最高ですね」と向き合う姿勢を感じて頂けたよう、僕もスイッチが入りシャンパーニュを5杯…
ヴッシソワーズからアニョードレの下にライスがある“アニョー丼”でマダムおすすめのグラスの白を1杯、赤はブルゴーニュとボルドーで2杯…
マダムから「デセールは私が勝手に決めました」とお出し頂いたのはキャトルキャールで、一口食べるとコニャックしかないと欲し、マダムに聞くと旧いデラマンがあるとで1杯…
全9杯。時間もギリギリでしたがもう1組いらしたお客様より早く席を立ち滞在50分で全力で向かい合い感じる事が出来ました。
浅草でバーを構えることから繋がりのあるお話、また毎年コニャックへ渡る話をしていたのもありマダムに沢山の現地話も頂くことが出来ました。
「次回はしっかりと予約して伺います」とマダムに伝えてお店を後にし、ルノアール展へ向かいました。
アルコールもかなり入り、“絵は見るものでなく感じるもの”と信じた一時でした(笑)
浅草に帰って夜は同じ水曜定休で中々伺うことができない観音裏「ちゃこーる」さんに伺いました。
台風の影響で大雨となりましたが、公私お世話になってます高橋ちゃこさんの“一串入魂”から気持ちも高まりお酒も合わせて色々と8杯を頂き…、久々のちゃこーるさんを感じられるいい時間となりました。
この日はまだまだ、高橋さんとの会話から国際通りから入谷へ向かう金美館通りから直ぐを曲がった「Sauge(ソージュ)」さんへ、こちらも久々に伺いました。
天然活〆平目のカルパッチョと小鯛のポワレを各白ワインと共に頂きました。
帰り途中まさかのこってりラーメンまで…(笑)
第3火曜の月1連休初日は身体に栄養を与え8月の暑さも感じない夏男の食欲で夏バテ知らずを改めて実感しました。
次の日はゆっくりしながら午後から車を走らて千葉入りしました。
台風後の余波を慎重に、なめろうと地酒の純米酒で静かに時を待ち、木曜の休み明け朝にホームポイントのサンライズでの波乗りで休み明けスタートしました。
太陽の明るみと
波の中の暗闇
海から上がり一宮近くの行きつけの焼肉店で焼肉ランチをし、浅草に帰りました。
都内に入ると集中豪雨が襲ってきましたがいつもと違う月1連休の使い方をし、気力溢れる休み明けの営業を迎えました。
年に1度の欧州旅(今年は10/11〜21)がある為、年間定休日以外は夏冬、GW、お盆、年末年始と休みの無いここ数年となっていますが、月1連休ではなるだけ普段と違う休みの使い方をしていきたいと思います。
欧州へ旅立つまで2ヶ月を切りました。
自らが歩むべくプランを1つ1つ考え決めている準備段階となりましたが、気持ちの高まりや旅への身体作りにも本腰が入ってきました。
今年も沢山の事を感じてDORASの【扉】にヨーロッパの息吹を持ち帰りたいと思います。