古巣の記念ボトル |
当時勤務しました銀座店が21周年を迎えられ発売となったオリジナルウイスキーは「グレンギリー」です。
弊店が7周年の際に記念ボトルとした2つのうちの1つはグレンギリーでした。
(Sold out)
また、昨年10周年記念ボトルの際、ファミリーとの絆を深めてきたコニャック「ギィ・ピナール」の貯蔵庫で決めた樽を信濃屋に販売全権を受け渡し、信濃屋のネット店により日本全国にギィ・ピナールの名前が知れ渡りました。
ギィ・ピナールの素晴らしさが全国に広がり、信濃屋に利益として恩返しができ、その時に弊店が10周年を迎えられる…
全てが回る事が実現となりました。
その際に私の想いを上手く描写してくださった「SHINANOYA NET SHOP」管理人の柳生さんよりグレンギリーの説明、現地で北梶さんと共に樽を決めた堤さんのテイスティングコメントを、以下に添付致します。
GLENGARIOCH [2000] 15yo BOURBON BARREL #657 SHINANOYA GINZA 21st ANNIVERSARY (700ml/56.9% 207bottles)
弊社の基幹店の一つ、銀座店のウイスキー担当を務める堤が弊社スピリッツバイヤーの北梶とともに2015年冬のスコットランド訪問時の現地サンプリング中に出逢い、その場でリリースを決断した1樽を同店21周年ボトルとしてご紹介致します。
選ばれたのはグレンギリー原酒。
200年以上の歴史を持ち、現在ではサントリーの傘下となる日本資本の蒸留所。
その長い歴史のなかでオーナーは変わりながらも伝統を引き継いだ味わいは守られており、ハイランドの模範的な味わいを維持し、今のトレンドにも通じる進化も遂げているところ。
ヴィンテージは中熟域に移りゆく2000ヴィンテージ。
グレンギリーの2000年代原酒は他ブランドでもまだまだリリース機会の限られたスペックでもあります。
また、今回のラベルには日本の浮世絵や美術品に大きな影響を受けたと言われ、アール・ヌーヴォー
時代を支えたアルフォンス・ミュシャの作品から「夢想」を採用。
日本の美に魅せられたクリエイターによるラベルを纏った日本由来の蒸留所原酒。
『現オーナー買収後の安定した品質の中でこれからのグレンギリーのポテンシャルを感じさせる1本をこの機会にぜひご堪能下さい。』
---Tasting Note ---
【香り】黄色い花、ル・レクチェ、赤肉のメロン、オレンジの果樹園、やや奥の方にカカオやシナモンの香り。
【味わい】口に含むと祁門紅茶、マロングラッセ、オレンジピールの砂糖漬けの様で、艶のあるテクスチャー。
【コメント】『59.6%のカスクストレングスは華やかで、甘味からビターな苦味へと変化し大音響の中で終焉を迎え、乾いたグラスには黄桃、アプリコット、ホイップクリームやカカオパウダーの香りを残してくれる。』
(Tasted by 銀座店 ウイスキー 堤 )