新作の生チョコレートと増幅装置はサービス品 |
今回はチョコレートにコンポートしたドライグリーンレーズン(ピノ・デ・シャラントと砂糖・レモン・ナツメグ・クローブ・塩でコンポート)を練り込み、仕上げに投入するお酒はポルトガルのバガセイラ(ポルトガル版グラッパの粕取りブランデー)をいつもながら125ml(500gのチョコレート)使いました。
繊細なチョコレートと温度を気にしながら戯れるのも好きな時間です。
ただ、美味しいものを作ろうという気はありません。
極論を言えば美味しくなくても、口に入れて頂くものによりその後に飲むお酒がより美味しくなればいいという、マリアージュでもペアリングでもなく“増幅装置”がコンセプトです。
そう言っても美味しいのですが(笑)
弊店ではフードメニューはやめ、一杯にお出しするアテはサービス品となっております。
それにより一杯をより美味しく飲んで頂けたら、毎年訪れる造り手の想いを伝道出来ると信じております。
すべてはお客様へ魂の一杯を提供するために。
一杯一杯を楽しんで頂けたら幸いです。