12月2日に指先を負傷してから1カ月が経ち、完治までもう少し時間がかかりそうですが日々ケアしております。
長くこの仕事をしてきて初めての事でした。
10月末に拙書『旅するバーテンダー 2』が刊行となり、突き詰めて作り上げてきた中での安堵感と気の緩みが原因だったのではと思いました。
「緊張感がないといい仕事はできない」と身をもって再確認した事になりましたが、それにより年末へと気持ちを引き締め直して毎日を迎えてきました。
12月30日の昨年最後の営業を終える頃に体調を壊し、大晦日は寝て過ごしていましたが、手の怪我以降張っていた緊張感が年内最終営業を終えてドッと出た形となりました。
大晦日、元旦としっかりと体を休め、2日の年始営業からはまた気が張ったからか通常の自分に戻りました。
人間、気持ちの張りが全てに表れるんだなと実感してます。
今日はあの日以来、牛刀を握りました。
怪我から氷は昨年の花火大会用に仕入れておいたダイアアイスの在庫分を使ってきましたが、今日から牛刀で氷を割るのを再開しました。
ONでの緊張感が良い仕事を生み、その緊張感を生むOFFがよりONを高めると、スイッチの切り替えを大切にし、“静”と“動”の歯車をもう一度噛み合わせ、より回転させられるような2018年へと歩んでいきたいと思います。
沢山の皆様に御心配おかけし、申し訳御座いませんでした。
誠に有難う御座いました。
BAR DORAS 中森保貴