【渡航中、現地からリアルタイムで写真中心に簡単な内容をSNSでお伝えしておりました。出版書籍『旅するバーテンダー』と違い、SNSと同じような簡単となりますが添付致します】
2020年ヨーロッパ渡航 1月17日-④
Cognac Couprieを出て4軒目のアポイントへ。
4日間のコニャック廻り大トリは、ここ5年続けて訪問してます「Cognac François Voyer」です。
フランソワ・ヴォワイエはクープリがあるアンビルヴィーユ村と隣接するヴェリエール村にあり、その上に隣接するジャン・フィユーがあるジュイヤック・ル・コック村とその3つの村がグランド・シャンパーニュ地区超一等地となり“黄金の3角地帯”と云われます。
現在グランド・シャンパーニュ地区で1番勢いがある造り手ではないでしょうか。
毎回温かく迎えてくださる輸出マネージャーのモルガン・ムーテさんです。
フランソワ・ヴォワイエは南国フルーツ系“ランシオ香”が炸裂するDORASに欠かせないコニャックで、ハイグレード商品以外の定番商品は日本へも輸入されています。 こちらでも蒸留期間に来れて沢山の勉強と収穫になりました。
フランソワ・ヴォワイエのランシオ香を生む“天才マスターブレンダー”ピエール・ヴォードンさんからは、以前に新旧各種原酒を樽からテイスティングさせていただいた後に、それぞれを細かな分量で混ぜ合わせて驚きのランシオ香を生み出す手品のような技法を目の前で魅せていただき味わいも体感しました。
そのヴォードンさん個人の名前で離れたファン・ボア地区にてコニャックを造っていて素晴らしい味わいから購入しましたが、次回はモルガンさんから一緒に訪問しよう次回への提案もいただき、また極上のお土産を頂戴しお気持ちが嬉しい限りです。
フランソワ・ヴォワイエを出てスゴンザックの農協に寄り、次へのお題もいただきました。
ここでの出逢いから新規開拓が始まります。
スゴンザックを出る前にオーベルジュを切り盛りするセドリックさんに「また来年会いに来ます」と挨拶をしに行くとビールをご馳走になりました。
スゴンザックを出て18時前にコニャック町中央のホテルへ帰り、コニャックで働くイタリア人の友人とコニャック滞在最後の夜を迎えます。
4日間で15軒のアポイントを組み込み、とてもハードな日程でしたが、コニャック廻り全ての行程を無事に終えました。
著書はこちらにて。
2011年〜2013年の旅の軌跡は
『旅するバーテンダー』浅草発、究極の一杯に向けてヨーロッパを駆ける 中森保貴 著 (双風舎)
2014年〜2016年の旅の軌跡は
『旅するバーテンダー2』ヨーロッパを駆け抜け、新たな世界をこの手でつかむ 中森保貴 著 (皓星社)
文章はである調に変えて上梓してます。
こちらも是非読んで頂けましたら幸いです。
BAR DORAS 中森保貴