Whisk-E LimitedさんからBAR DORASラベルのプライベートコニャック「Cognac Drouet」が、取扱いある全国各酒屋さんでリリースとなりました。
商品紹介とコメントはこちらにて↓
信濃屋さんでは初回分は売切れとなり、GW明けに再入荷となるそうです。
完売前(限定300本)に是非おすすめです。
信濃屋ネット店さんのリンクです↓
Cognac Drouet Hors D'Age 1993 for BAR DORAS and Whisk-e
Cognac Drouetの定番ボトル
Cognac Drouet Hors D'Age 1993 for BAR DORAS and Whisk-eを選んだ中で以下にコメントを書きました。
2019年3月にドルーエ家を初訪問した際、栽培から瓶詰まで一貫して丁寧なコニャック造りをするプロプリエテールの味わいに一目惚れし、ウィスク・イー社に取り次ぎアジア初となる輸出を決めました。
じっくりと時間をかけて香りが立つグランド・シャンパーニュ地区に位置しながらも、最初から華やかでエレガントな香りが立つプティット・シャンパーニュ地区と隣接する中で、両地区の良さがコニャックにバランス良く表れてます。若いコニャックには純粋で素直なフローラル&フルーティー、長期熟成には南国フルーツや茶葉のランシオ香が迸り、それぞれの定番ボトルに個性がありおすすめです。
プライベートボトルでは、20~49年熟成の熟れたマンゴーの南国フルーツ、完熟プラム、シガーの葉や紅茶の茶葉の要素が含まれる定番ハイエンドレンジ商品「パラディ ドゥ ファミーユ オルダージュ」に使われるシングルヴィンテージの原酒をリクエストし、そのメインとなる1993年の秘蔵原酒1樽をカスクストレングス57.0%volで特別に提供して頂きました。
ラベルには極少量を意味するSmall Batchが表記されています。
定番商品用には350L、400L、450Lの古樽を使用し、途中で1、2回樽を移し替え、貯蔵庫の湿度の違いを利用するために樽を移動させながら熟成させています。
大量生産出来るスコッチウイスキーに比べ、少量生産により1樽1樽に目をかけた管理が出来るのがコニャックです。
ドルーエのプライベートコニャックではブドウ本来の味わいを全面に出すため、樽から出るタンニンを付け過ぎないよう新樽での熟成は7ヵ月と短くし、その後1番小さな350L樽に移した後はボトリングまで移し替えずに熟成させることで、深い色合いになり、ストレスのない樽の風味が乗っています。
今年1月の再訪問ではその樽からコニャックを自ら汲み出してテイスティング。
コニャックでは度数調整し、アルコールの柔らかさとエレガントさを出すことが王道となりますが、このボトルは稀な樽出しにより濃厚で瑞々しいブドウ感の中に複雑なウッディさ、酸のあるハイカカオチョコレート、アフターは時間を共にして出てくる南国果実の余韻が上がってきます。
じっくりと時間をかけるとメローな甘みが出てきて変化も楽しめます。
commented by BAR DORAS 中森保貴