2013年ポルトガル旅の思い出を回想させる時間から感じたこともあり、今日は久々に日記を書きたいと思います。
先日水曜日の定休日は5月の新島以来2ヶ月ぶりとなってしまった波乗りをしに、千葉の一宮町サンライズポイントへ行ってきました。
輸入酒販業との両立生活となった現在、日々のバー営業日では出来ないことを水曜日の定休日に回して行ったりと、優先順位から波乗りはゆったりとした間隔となってしまっています。
2005年4月にDORASを開業した年末にシュートボクシングでアマチュアチャンピオンとなり2006年3月にプロデビューしましたが、以降格闘技は趣味でなくなり、日々の練習や試合も1杯1杯お代を頂戴するバー同様にお客様にいただくお代金(チケット代)に対して仕事としての両立がありました。
バーカウンターとリングは違えど似た箇所が多く、その“静”と“動”の歯車が噛み合い大きく動いた両立時代でした。
結果引退してからは、また練習しようと思えるような趣味に戻れることはなく、1%でも練習しようといった気持ちが生まれるのであれば引退しなかったと思うし、完全燃焼して燃え尽きて引退したのであればもう自身のために練習することは出来ないとの自論となりました。
今年4月から5月の上旬までシーザージムでアマチュア大会に出場する選手からスパーリングの要請があり、何の準備期間もないまま久々にリングで対人練習を真剣に行いましたが、自身のためでなく練習生であるジムの会員さんの勝利のためにでした。
アマチュア大会の勝利を見届けてホッとしたのは、もう体を動かさなくて済むといった安堵感も含まれ、会員さんへのサポートは出来ても自分自身の練習ためにはもう格闘技は出来ない気持ちも再確認出来ました。
学生の頃始めたサーフィンは、若い頃はガツガツとしてましたが、現在は焦らずゆったりとしたリズムに任せながら長く人生で楽しめるような趣味でありたいと思っています。
渡欧期間ではフランス、スペイン、ポルトガルで波乗りもすることがありました。自然と向かい合った後に口にする地酒と郷土料理は、これ以上ない土地の香りを感じれる醍醐味でもありました。
少し前になりますが門前仲町へ行く予定があり、ポルトガルに行った2013年の渡航前にポルトガル料理を予習したく伺った門前仲町「プエルタ」さんをふと思い出して久々に伺ってきました。

ポルトガルでの時間を思い出す良き食事となりました。
こちらはポルトガルでの思い出の食事です。

ポルトガルでの波乗りは世界のトッププロが競い合い、大きな波と海底がリーフ(岩)が崖下に構える
リベイラ・デ・イーリャスに向かいました。サーフショップでも中々サーフボードをレンタルしてくれず、持参したリーフブーツを見せると知ってきたのを感じてくれてサーフボードとウェットスーツを貸してくれました。

サーフショップのレナトさんから「またおいで」と写真を撮り、握手して別れました。
ポルトガルではポルトのドウロ川のほとりで灼熱の太陽を浴びながらポートワイナリーを訪ね、イギリスとの大航海時代の歴史や背景を体感し、

ポルトで借りたレンタカーで大西洋を下りエリセイラの漁村での波乗りを挟みリスボンで乗り捨てし、リスボンでの滞在からフランスへ飛びコニャックへ向かった2013年でした。
詳しくは拙書「旅するバーテンダー」にて。
その後の「旅するバーテンダー2」では、削ぎ落とした分、深く追究する旅に変化していきます。
現在、書いていればPart4に入ってますが、Part3以降は旅するバーテンダーと言うよりコニャックへのビジネストリップの専門書的な内容から筆を持つことが出来なくなりました。
コニャックマップを作成したり、コニャックセミナーを行ったり、また今もう一つの事業としての輸入酒販業があり、その中でポルトガルの思い出から久々に拙書を読み直してみると、
輸入酒販業が並行しながらも根本であるバーマンとしての在り方にプラスになるような、すべてはお客様に究極の1杯を提供するために「削ぎ落とした分、深く追究する」道へ向かう原点回帰となり、日記に残しておこうと思いました。
※営業に関して
7月は通常営業となります。
今後の店休は19日(第3火)、20日(水)、27日(水)となります。
8月は第3火の月1連休を使いコニャックセミナーの講師で関西へ(8/16大阪で2回、8/17神戸)行ってきます。8/18(木)は臨時休業をいただきます。
宜しくお願い申し上げます。
BAR DORAS 中森保貴