【新発売】Guy PINARD & Fils Cognac XO 2005 pour BAR DORAS 20ÈME ANNIVERSAIRE
限定600本(500ml/40.7%vol)
発売日 : 2025年7月22日
ご購入はこちらより
https://bar-doras.shop/
昨年、コニャック現地で出逢った原酒の輸入へ販売計画を立て、帰国してから今回で10つ目の発売となりました。
その間、建て替えにより1年半の休業期間があり、先月リオープン出来た中で先週から店で先行提供を始め、お客様の反応を1杯1杯カウンターで見れて、改めてバーテンダーという職業に誇りを持ちます。
そして、コロナ禍によりチャレンジした輸入酒販により、今後も1本のボトルからもお伝えしていきたいと思います。
今回1樽買いにより600本という充分な本数が御座いますので、皆様のお手元にお届け出来ましたら幸いです。
毎回お世話になってます酒屋様に卸しもさせていただいております。
以下、写真を含めたご案内となります。
宜しくお願い申し上げます。
《BAR DORAS 20周年記念ボトル第3弾ファイナルは初の1樽買い600本。涼しげな夏向け爽やかなギィ・ピナールのお花畑いっぱいコニャック》
【輸入経緯】BAR DORAS 20周年記念ボトル第3弾(ファイナル)はお馴染みの「
ギィ・ピナール」
より、第1弾(クープリ)、第2弾(ジボアン)と同様DORAS開業年「2005」ヴィンテージをプライベートボトル(PB)としてリリースします。
17世紀初頭からコニャック地方ファン・ボア地区フシニャック村でブドウ農業を営むギィ・ピナール家は1969年にコニャックでは逸早くオーガニック転換して55年以上が経過しました。
転換後10年かけて畑を作り上げ1979年が初蒸留となり、以降無農薬で愛情を注ぎコニャック造りを続けています。今ではオーガニック・コニャックも増えてきましたが、当時はほとんどいなかった時代からの先駆者です。
コニャックに初めて訪れた2011年、仏バスク地方からコニャック地方へ向かう高速道路にてスピード違反でまさかのパトカーに連行とレンタカーを没収されてしまい、ボルドーから100キロ下った田舎駅から列車でコニャック駅まで予定より半日遅れで辿り着き、コニャックの造り手へは機動力を失いタクシーを使い廻る中、ピナール家では当主ジャン-バティスト・ピナールさんのお兄様ローラン・ピナールさんと奥様ジュンコ・ピナールさんご家族に大変お世話になり、ご自宅で昼食と夕食や夜遅くまで温かい時間をいただきました。
以降、例年のコニャック廻りではローランさんからホテルでなく家に泊まってとのお気持ちをいただき、現在コニャックで多くの造り手に訪問している中で、1番長いお付き合いがあり、拙著『旅するバーテンダー』全2巻の中でも1番登場回数が多く、書籍内容でのジャン-バティストさんの子供が生まれた際の教会洗礼式に参列、
絶滅危惧種フォル・ブランシュの
手摘み収穫お手伝い、
コニャックマラソン参加
挙げたらキリがないくらい、プライベートでも沢山の経験をさせていただいてきました。
ピナール家との出逢いがなければ書籍は生まれなかったですし、私にとっての第2の故郷はフシニャック村と言っても過言ではありません。
PBの発売回数も1番多い造り手です。
今回の原酒も2022年1月の訪問時に目を付け、その後見守ってきました。その原酒との出逢いや輸入経緯を話したいと思います。
2022年1月31日、フランスでは1日に50万人超の感染者が出ていたコロナ禍の情勢下でありましたが自身の判断と責任を持ち、DORASを守るために、その1ヶ月前の年内最終日営業を終えた大晦日の早朝に航空券を予約して準備してきました。
フランスの状況や、出国48時間前のPCRをクリアするまで行けるか分からないので公表も出来ませんでした。
パリに着いてからコニャックまで向かう前に申請等行わないと例年のようには向かえないため、4通りの選択肢をシミュレーションした中で、着いた初日は流れに任せてホテルも予約はしませんでした。
出入国規制や現地のルールに対応し、今までと違うゆとりを持った行程を歩まないとならず、どこであれハプニングをもすべて楽しめるような自らの精神力を試される渡仏となると、緊張感を持ちながらも静かに燃えておりました。
また、2/16に帰国後は指定のホテルで6日間隔離が義務付けられていました。
今までの渡航では帰国日から営業してきた中で、1人仕事で営業出来ない時間は1番のネックで2年間渡航する選択肢は生まれませんでしたが、DORAS
を守るだけでなくその前年から始まったコニャックを輸入し、ボトルとしても日本に広めていくために渡仏を決意しました。
1月31日、パリ行きの国際線には乗客18人しかいなかったよう、シャルルドゴール空港も人が殆どいなく、列車に乗るためやレストランやバーに入るために必要な衛星パスを空港の薬局で取得し、
ボルドー行きのTGVに乗れて
その日のうちにコニャック近郊のアングレーム駅まで辿り着くことが出来ました。
コニャックのあるシャラント県はフランスでコロナ感染が1番多いとの情報も入りました。クリスマスに家庭内感染が多く渡仏時には感染明けのため、ラッキーなことに予約をメールした約25軒のアポイントメントが感染で閉鎖中の何件かを除き取れてありました。
次の日2月1日からのコニャック廻り初日、ピナール家の貯蔵庫にてジャン-バティストさんと立ち合い、
DORAS開業年2005ヴィンテージの樽をテイスティングさせていただき、
3年後の2025年4月に迎えるBAR DORAS 20周年へ、それまで原酒の確保をお願い出来ないか聞きました。
すると、「2005の樽をそれまで開けないよう、樽の木栓に蝋付けをする封印式を来週の9日に行うから立ち会いに来て欲しい」との返答に興奮しました。
翌週の封印式では樽の木栓に緑の蝋付が行われ、
樽に自らサインを書いて
眠りにつくのを見届けました。
翌年、家庭の不幸から建物を解体し新築することを決断し、2023年の年末で旧DORASが幕を閉じました。
建物の解体期間が3ヶ月かかることにより、翌年2024年3月1日から4月18日まで49日間ヨーロッパを旅し、
コニャック廻りではもちろんピナール家にも訪問してきました。初訪問から13年経ち、小さかった子供達とワインで乾杯できて感無量でした。
封印式で眠りについた2005の樽は静かに時を待ってくれていました。
ユニ・ブラン種の2回蒸留を経てアルコール度数70度の原酒に蒸留水で加水して熟成された樽から封印の蝋付を外すと、約20年の眠りから起きた原酒はエンジェルシェアの分け前を除き600本のボトリングが可能と確認されました。
二条大麦1に対して約7の仕込み水を入れるウイスキーと違いコニャックはブドウ果汁100%だけを蒸留するため原酒が少なく、1樽買いよりも180本〜300本を分けてもらう事で造り手も残りの原酒を他の商品にすることが出来ますし、こちらも在庫を持たず限定商品としてリリース出来てお互いwin-winなところがあります。
また、生産量の少ないコニャックを樽買いすることは造り手へのリスペクトに欠けることになるため今まで考えたこともありませんでした。
それを踏まえた中で、自らにとってコニャックで原点となるピナール家より初めての1樽買いを決めました。
ピナール家からも今回初めての使用ボトルとローランさんのデザインにより封印式の写真を使った特別なラベルを用意していただけました。
2025年3月後半にボトリングしてもらい
フランスから日本へ向けて出航されました。
新生DORASが2025年6月12日にリニューアルオープンとなり、輸入許可がおりて6月18日に600本を東京湾岸倉庫に引き取りに向かいました。コロナ禍により渡航が出来ないことにより輸入酒類販売業(卸売・小売・通販)免許を取得し、私自身バーテンダーでありますが、1杯のグラスからと同様に1本のボトルからもコニャックを広めるインポーターの二刀流も、自らが輸入したコニャックを自らのバーで扱うことから目指すことは同じと感じております。
長年現地へ通い、造り手と関係性を築いてきた原点であるギィ・ピナールより初の樽買いは感謝の気持ちでいっぱいです。
20周年記念ボトルのファイナル第3弾としてここでリリースさせていただきます。
【テイスティングコメント】
オーガニック農法で大事に愛情を注がれた育てられた少量生産のブドウからストレスのない優しさが溶け込んでトゲがなく心地よく、
オーガニックの自然な味わいを活かすため徹底的に設備の掃除が行われ、
綺麗な設備で造られるコニャックからはブドウ以外の色々な味わいも引き出されます。
ファン・ボア(FB)地区の特徴的な“フローラルでフルーティ”な香りの中にはフレッシュなマスカット、甘い花の蜜や若草、野生ミント、レモンのハーブティーを飲んでいるようなリラックスするアロマが広がります。
広域なFB地区であってもギィ・ピナール家はグランド・シャンパーニュ(GC)地区と隣接する超一等地に位置し、またGC地区では出てこない魅惑的な要素を放ちます。
熟成の早いFB地区でGC地区に変換すると40〜50年熟成となり、余韻には貴熟感も楽しめます。
口中がお花畑いっぱいで優しい、涼しげな夏向け爽やかコニャックです。
Commented & tasted by Yasutaka NAKAMORI
BAR DORAS / 酒販DORAS 中森保貴
https://bar-doras.shop/