【新発売】Cognac François VOYER Lot 84 pour BAR DORAS et Blanc Paris 180本限定 |
圧倒的な南国系ランシオは他の追随を許さないコニャック地方グランド・シャンパーニュ地区超一等地となる “黄金の3角地帯 ”ヴェリエール村の
フランソワ・ヴォワイエについては2度の発売時に生産者説明はしているので今回は割愛し、その中で今までリリースしてきたPBと違い、今回なぜダブルネームを選んだのかを先ずお伝えしたいと思います。

開店してたった5ヶ月後の2024年3月に1つ星、翌年2025年に電光石火の2つ星となり、2026年も2つ星を維持し、開店から年数が浅いため現在最も3つ星に近いレストランと騒がれていますが、佐藤さんと食事した際に、ミシュランの星にこだわるつもりはない中でフランス料理をやる以上3つ星は通過点だとも思っている話をお聞きしました。
ピエールさんからも温かいお気持ちの詰まった手紙が入っていて、お礼のメールに今年は11/11〜14でコニャックを廻る際に訪問して御礼も直接お伝えしたいと送ると、「11/11は祝日で休みですがその日は私の誕生日で昼から自宅でパーティーをやるので来ませんか?」と返信がありました。祝日のプライベートにお誘いいただけることに感謝しかなく、一つ返事で返信をしました。
レンタカー会社も祝日で休みの中対応していただき、
渡仏前にピエールさんに「今回佐藤さんとピエールさんのお気持ちが嬉しく、次回のPBはDORAS & Blancのダブルネームでリリースしたいので、当日カスクサンプルをご用意いただけますでしょうか?いただいたサンプルをパリに戻りBlancを予約しているので営業後に佐藤さんとテイスティングして決めたいと思います」とメールしていた中で11種のカスクサンプルをご用意いただきました。
今回は短いコニャック滞在で最終日にはフランソワ・ヴォワイエにてピエールさんと毎回ご対応いただく輸出マネージャーのモルガン・ムーテさんと新発売のアンセストラルN.9を一緒にテイスティングして購入もし、
お客様への料理提供を終えた佐藤シェフがテーブルにいらしました。佐藤シェフはお店のスタッフにコニャックを飲む際にもご愛用されているロブマイヤーのブルゴーニュワイン用バレリーナグラスを22脚持ってくるよう指示され、
自分はバーマンであり、またコニャックに関してはかなりの量を今までテイスティングしてきますが、感想を聞きながら佐藤さんが何にでも突き詰める姿を再確認しました。
11種類の中で1984は1番アルコール度数の高い59.6度でしたが高アルコール度数を感じさせない分厚い丸みに加えてフランソワ・ヴォワイエ味の南国フルーツが押し寄せてきました。
2人で出した結果を直ぐにピエールさんに伝え、ダブルネーム入りのプライベートボトルとして進めていくことになりました。
ラボで正式なアルコール度数を検査したところ、ピエールさんから「60.4度となったのですが大丈夫でしょうか?」と連絡がありました。「60度を感じせない味わいと逆にインパクトが増すので大丈夫です」と伝える際に佐藤さんにも確認したところ、「それは蒸留酒好きには喜ばれますね!楽しみです」との返信がありました。
弊社が取得している輸入酒類販売業免許(卸売・小売・通販)ではボトル裏に貼られる輸入元が弊社の場合には勿論卸売が可能となりますが、他社が輸入元となり仕入れた場合には弊社から卸売が出来ない免許上の決まりがあります。その中で今回180本ボトリングからBlancでの提供分12本を除いた168本が弊社に届きました。それにより弊社からだけの独占販売となります。
物価高同様に仕入れ値の値上げは勿論、何よりも円安が止まることなく上昇し、値付けに関しては厳しい状況が続いています。通常のPBは自社輸入となりますが、今回は正規代理店を通しての仕入れ値となり諸経費も加わります。しかし卸売がない分、弊社の利益を削り値段を抑えることが出来ました。輸入元からは10万円以上の味わいの提示がありました。
佐藤さんに今回の日本での販売価格を伝えると、
「その価格はかなり良心的だと思います。1€185円とうちの仕入れ値から計算してもフランスで買うより安いと思います。もっと高くても普通と思いますが中森さんの良心ですね!」とお返事いただき、現在日本円が最弱な中でフランス現地での目線は、今回の値付けに関しても感じて貰えました。

使用されたボトルにはトップクラスだけの限定品用と同じく紋章の入った封蝋が付き、表ラベルにはDORASとBlancのロゴ、裏ラベルにはピエール・ヴォードンさん含めた3人のサインが入りました。
ここにて“Cognac François VOYER × BAR DORAS × Blanc Paris” を限定リリース致します。
【テイスティングコメント】
マンゴー、パッションフルーツの強烈なトロピカルフルーツが最高傑作となる唯一無二のヴォワイエ香だけでなく、それに花の香りも加わった薔薇の騎士。ウイスキーで例えるとグレンファークラスの濃厚なシェリーカスクを連想させ、アルコール度数60.4%を感じさせない分厚いまとまり長い余韻には南国系ランシオが口中に広がり、飲み比べすると他のすべてが消えてしまう存在感は絶対王者のオーラが漂います。
佐藤シェフからも「アルコールの強さから味わいに凝縮感があって南国フルーツの余韻が長く続き、開栓してから育て甲斐のありそうなマニア向けの堪らないコニャックですね笑」とコメントがあったよう、時間をかけて一杯のグラス内での変化を堪能していただけたらと思います。コニャック全般に言えますが、特にカスクストレングスのコニャックはハーフショットより、家飲みでは原価で飲めるため、ちょこちょこ注ぎ出すより1発で多い量を入れてトリプルショット90mlを映画1本観ながら飲む位の時間を使うと眠っている潜在能力が出て鳥肌が立つ新たな世界が待っています。また、こちらのボトルは開封してから10年近く状態が持ち、年経過によりポテンシャルが開花していきます。ゆっくりと時間をかけて向かい合っていただきたいボトルです。
前回のピエール・ドゥ・スゴンザック発売時のテイスティングコメントでも書きましたが、今回のコニャックはより注意が必要ですのでもう一度以下を追記致します。
大手ブレンドメーカー以外の農家系コニャックを飲む際、ウイスキーを飲む時のように1滴やトワイスアップのような加水やチェイサーの水を飲んでコニャックを飲むと口内にアルコールが刺さりエグ味が出てしまうため、加水は厳禁とチェイサーは水でなく軽い水出し紅茶がおすすめです。ブドウを蒸留して生まれる原因となるエステルが水との相性の悪さがある反面、良い方向に向くと原料のブドウの中にこのような南国フルーツが生まれるランシオ(貴熟香)をこれでもかと感じられる至高のコニャックとなります。
Commented & tasted by Yasutaka NAKAMORI



































