疾走のロッシーニ通り |
昨日昼に山野楽器まで行ってきました。
スタッフの友人に用意してもらってたベッリーニ・オペラとおすすめのロッシーニ・オペラの解説を聞きながら、イタリア帰りの友人のお土産話に花が咲いてしまいました。
素敵な話でした。
ロッシーニの生まれ故郷マルケ州ペーザロでは1980年から夏に「ロッシーニ・フェスティバル」が行われています。
アドリア海沿いのリゾート地で夏は海水浴場としてホテルは空きがないそうです。
友人は、ロッシーニ・フェスティバルが夜8時からあるのに昼間ワインを飲み過ぎてホテルで仮眠してたとこ二度寝してしまい起きたら30分前の7時半でした。
折角お洒落な服を持って行ったのに慌てて寝起きのジーンズ姿にジャケットを羽織りホテルを飛び出したそうです(笑)。
その日は祝日でタクシーが捕まらず、しかたなく間に合うために走って行くしかなく。
走っていると日本人の女性が自転車で同じ道を走っていて、話しかけると彼女も同じフェスティバルへ行くのだと。
そこで二人乗りしてロッシーニ通りをひた走ったのでした。
無事始まる時間に辿り着き、ロッシーニ祭で陶酔した二人はその後乾杯をしたのか…
その話こそがオペラになりそうな素敵な物語でした。
昨日は営業を終えて家に帰り、お土産でいただいたワインとビールを飲みながら、イタリアでの物語と共に陶酔のロッシーニを楽しませていただきました。