
パリでの楽しみの1つは、骨董市に行くこともあったので、骨董市をやっている週末にパリに着きました。
日曜日の朝からまず地元の人達が集まるというパリの南のヴァンヴの市へ向かいました。まだ人が少ない中、所々にアンティークグラスが散乱していて、質のいいグラスなど購入出来ました。
1番目の写真のバカラのアンティーク類はお値打ちで良心的でした。
2番目の写真のクープ・ド・シャンパーニュグラスはカクテルグラスとして使いたいと思います。
3番目の写真のリキュールグラスはステムのうねりが特に気に入ってまとめて購入です。
4番目の写真の小さなブランデーグラスは現地で仕入れた2~3年ものの若いカルヴァドスに適してます。
5番目の写真の水差しやシェーカー、灰皿は日本の骨董市ではびっくりするような金額で出ているので買いませんがお値打ちでした。
6番目の写真のお皿は幻のブレンデットウイスキー キングジョージⅣ世です。
7番目の写真の下の木製トレンチは一目惚れで購入しました。上のトレンチは今店で使っているのですが、去年フィレンツェの市場で見つけたもので裏にフィレンツェの刻印があります。
…小物を含めて手に持ち切れない状態になりホテルへ置きに一度戻りました。帰る昼過ぎにはヴァンヴの市も凄い人が集まってます。
ホテルへ帰ってから、今度は北のクリニャンクールの市へ向かいましたが、クリニャンクールは雑誌に出ている店など観光地的な雰囲気で値段も高かったです。
グラスでも流通している時代を偽り、「これは1900年初頭のグラスだ」と言うので、グラスの裏を見てみると滲んだバカラの刻印があります。「1900年初頭のバカラは刻印は無く、はっきりとした刻印の時代ではないから、滲んだ刻印は1936~1945年の流通品で、それはおかしい」と伝えると値段を下げたり(笑)クリニャンクールではあまり出物がありませんでした。
8番目の写真の椅子は買ってませんが(笑)、DORASっぽさがあり写真だけ撮りました。座り心地良かったです。
ぷらぷらとしているとあっという間に夕方でしたが、いい物に出会え、目の保養といい刺激になりました。
日本へ帰る前の晩に、持って行ったスーツケース満載のエアーパッキンで梱包しながら、このグラスはマンハッタン、このグラスはマティーニに使いたいとか帰って使う時、グラスを並べる時を想像してました。
カクテルグラスを購入する時、これはこのカクテルに使いたいとファーストインパクトでインスピレーションがわくものを購入するのが僕のグラス選びの1つです。
もうバックバーの棚に並びきれなくなってしまいましたが、思い入れのあるグラスばかりです。
好きなグラスの話で長々となってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
知らせがあって、フランスへ行く前日に骨董市があったのですが、行かずにお金使わず(笑)、現地での出会いに感謝してます。