お盆営業を終えて迎えた昨日の定休日、振り返ると人生初となった福島へ日帰りで行ってきました。

いわき「BAR HEATH」齊藤さんに会いに...

上京の際、DORASに何度も何度もわざわざいらしてくださる齊藤さん、ただそれだけの理由でなくて、人情ある温かい人柄と滲み出る奥深さから、僕も齊藤さんのお店を感じてみたいと何年後しの想いを行動に表せました。
直前の連絡ながら齊藤さんから「早い時間福島をご案内します」とお気持ち頂き、昼12時に齊藤さんが待ついわき駅に着き、齊藤さんの車で先ずは南に下りました。

車中色々な話を齊藤さんとしましたが、色々な修羅場をくぐり抜け、経験してきたからこそ滲み出る人間力に、「だから感じられたんだ」と心の中で納得していました。
全国屈指の水族館「アクアマリンふくしま」から海沿いを北上していきます。
猛暑の東京から、ほんの少し涼しく感じる海の風と太陽の下、猛威を表す姿など想像出来ない穏やかな永崎海岸、

豊間海岸では負けない気持ちを感じるよう海に向かうサーファーに会いました。

そのまま北上し原発20km圏内となる「Jヴィレッジスタジアム」、常磐線が現在通行止めとなる竜田駅へ。

まだここまでは何もなかったようなのどかな景色が広がっていました。

その先となる富岡駅です。

津波の被害で駅前の商店街は、ロープで塞がれ無残に崩れ落ちたその時のまま、

また線路は電車が通らない中雑草で覆われ尽くされていました。

さらに北上し、帰還困難区域まで。

ニュースやネットで見ておおよその部分は知っていても、どこにも載っていないもう半分を知るためには、自分で経験するしかないと、欧州旅も含め何事に対してもそう考えるのが自分のスタイル。
今回目で見て感じたことは大きな経験となりました。
いわき駅に戻る途中、平安時代末期1160年創建の国宝建築物「白水阿弥陀堂」に寄り、

美しき自然界に入り込みタイムスリップ。

16時半でいわき駅で齊藤さんと一度別れ、BAR HEATH開店18時にお邪魔するまでいわき駅周辺を散策することに。
齊藤さんに敢えて周辺情報を聞かなかったのは自分の直感で感じてみたかったからです。
飛び込みで入った裏路地のおでん屋さん、

とてもいいお店で楽しい一時でした。

ビールと冷酒が進むのをセーブし、

こちらの方ではちくわぶの文化はなく焼きちくわになるそうです。
満を持して18時開店のHEATHさんへ向かいました。

20時過ぎの最終電車まで2時間1本勝負となりました。

昼の顔から夜の顔に変わった齊藤さんです。

カクテル、コニャック、ウイスキー、リキュールと気持ちの入った計8杯!!と手作りのアテ(DORAS定番のオレンジピール砂糖付けのマリアージュを自ら体感し再確認)、

豆類は自家製スモーク

持参したシガーはサンルイレイ・ロンズデールが全て灰と変わるまで、

心に響く時間となりいわき駅から終電に乗り込みました。

齊藤さんに帰りに頂いた和生菓子ゆべしのお土産ともう1袋は豪華なお鮨で、帰りのスーパーひたちで堪能させて頂き、何から何まで温かいおもてなしを頂戴しました。

自分もいわきに伺え、いわきと浅草が繋がった“一座建立”。
これからもっともっと深めていきたいと思います。
齊藤さん、有難う御座いました。